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鍼で難聴・耳鳴りを治療した症例を紹介します

耳鳴りと難聴は臨床でよく見つける病気で針治療が有効のケースは多く見られるので1例を紹介します。
男性 
45歳 X年1月某日受診  
主訴:難聴・耳鳴り半年。

現病歴:通勤が片道2時間ほどと長く,半年前から仕事が更に忙しくなりストレスがたくさんたまったため右の耳鳴りが止まらなくなりました.聴力も低下し,めまい,悪心を伴う.耳鼻科で突発性難聴だと診断され治療を受けましたが,症状の改善が見られませんでした.受診の当日はめまいが酷く,前日から下痢もしていたため会社を休んでいました.また電車でよく寝るので首と肩が痛くて腰に力を入らない時もあります.

既往歴:頚椎椎間板ヘルニア 所見:問診する時に右耳が聞こえないので左耳寄せて話を聞いていました.舌は紅無苔,脈が弦細.C2棘突起の圧痛:陽性

中医学の診断:肝腎不足型の耳聾耳鳴.西洋医学的には頚椎疾患によるものが考られます.
治療
30分伏臥位でC2の夾脊穴などに30分仰向きで耳門・合谷・太衝・太渓などの補肝腎・ストレス解消のツボに鍼を施術しました.帰る時,気分が大分落ち着いて悪心がなくなり,めまいが軽くなりました.

二診目(初診から2日目)めまい・悪心・下痢がなくなり,耳鳴りは変わらないが聞こえが良くなっています.仕事ができるようになりました.鍼治療は前回と同じでした.

三診目(初診から4日目)右の耳鳴りが半分改善され,聴力はあと少し完治しそうで小さい話の声は聞こえるようになりました.首の痛みも改善されました.前日仕事のために無事に30分の講演ができて,喜ばれたそうです.所見:電車で寝る姿勢が悪かったため首に圧痛点が増えた.治療は前のツボにC5C6夾脊穴を加えました

四診目(初診から6日目)聴力が完全に戻り,精神的に非常に楽で元気がいっぱいで幸せだとおしゃいました.ただ風邪の症状,鼻水が出て右の耳鳴りが少し強くなっています.治療が以上のツボに曲池を加えまた.それ以後本人が東北地方へ暫く滞在するので来られなくなりましたが治療中は喜んで満足されました.

耳鳴りと難聴は中医学で体質により肝腎不足型・肝陽上亢型・痰湿上朦清きょう型などいくつのタイプに分けられます.その中に単純な肝腎不足型(例え上述の患者さん)は治りやすいタイプで2~3回治療を受ければ大分改善されます.しかし痰湿型の患者さんの方では痰湿邪気がしつこくでなかなか治りにくく,軽くなって繰り返しやすい特徴があるので治療時間がかかります.しかし私には長年の経験でこの難しいタイプに対して有効なツボを見つけたので頑固な耳鳴りに悩まされている方も是非鍼治療を何回か試してみてください

 長森 夏弥子

 

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長森夏弥子(崔邁)