子供の針治療について

針治療といって怖いイメージをする方が少なくないのですが、臨床では意外に喜んで鍼治療を受けられるお子様が多くおられます。本院では、小児針を使い子供が受けやすい手技で治療を行うので、子供でも安心して針治療を受けることが可能です。今まで私(長森)と出会った小児の患者様で、例えば喘息を持つ薬を飲めない女の子、尿管畸形で膀胱炎を繰り返し起こす5歳の女の子、顔面神経麻痺の6歳の男の子、お話を上手くいかない吃音の小学生などの患児達が針治療で健康を取り戻してきております。

■鍼治療による脳性麻痺の治療効果の症例
西洋医学で脳性麻痺と診断された4歳の女の子。初診時では座ること、立つことができず、寝たきり状態でした。この病気は中医学では肝腎不足だと考えられております。補肝腎、通経絡の治療方針に従って針治療を週2回行い、その結果2ケ月後に座ることができ、10ケ月後にはベッドを掴まえて立つことができるようになり、1年後には車椅子を押す練習を始め、さらに治療を9ケ月間受けてからベッドを掴まえて足の移動ができて、手動車いすで支援小学校を通うことができるようになりました。